ファツィオリ日記

ルビンシュタイン・コンクール(8) 弊社の技術者のインタビュー

弊社の越智晃は色々な大きな国際コンクールのピアノ技術を担当していますが、先日「ピアノの惑星」が越智をインタビューしました。

全文を以下に掲載しましたので、ご覧下さい。
Error: Embedded data could not be displayed.

ルビンシュタイン・コンクール(7) 作曲家と演奏家の出会い

このコンクールのプログラムはとても自由度が高いですが、コンクールの為に書かれた曲も二つから選ぶことができます。その一つSubconscious Labyrinthsを書いたBenjamin Yusupovが、第一ラウンドでFAZIOLIで弾いた韓国のJae-Weon Huhの演奏をとても高く評価してくれたので、お二人との会談を設定しました。
Yusupov2.jpg
コンクール曲ということで、作曲に特別な考慮が有ったか聞いてみました。
・若いピアニストのために、新しい発想の曲を
・審査員が同じ曲を立て続けに聴かなければならないので、それに耐えられる奇麗な曲
・暗譜が条件なので、暗譜しやすく困難過ぎないこと、しかしピアニストの限りない能力が発揮できる、virtuostic なものということでした。
Yusupov1.jpg
この曲は ロマンチックな音楽家の心の中に湧き起こる様々な気持ち、不安、期待、迷い、突然の思いがけない様々な心のさまよいを音楽で表現したもの。シンコペーショ ン的な付点、複雑なリズムは思いがけなさ、移ろいを表すため。人間の心はシメトリックではない。低音から高音への幅広いレンジのいきなりの飛躍、難易なリ ズムからルバートへ、フォルテッシモからロマンティックなキラキラしたピアニッシモ、山あり、谷ありの大変そうな曲でしたがとてもきれいでした。

Benjamin Yusupovから、FAZIOLIで弾かれた演奏が一番良かったとお褒めの言葉を頂きました。Jae-Weonの演奏は一番お気に入りで、録音することがあれば必ず送って欲しいといわれ、Jae-Weonも大感激!
Yusupov3correct.jpg
さらに、今二台のピアノの為のソナタを作曲中で、完成の暁には一番最初にあなたに弾いて欲しいとのプロポーズ!思わず大作曲家と手を取り合う場面がありました。

1990年にロシアから移民し、作曲家、指揮者として世界的に活躍しているBenjamin Yusupov 氏。人間的にもとても素晴らしく、温かい人だと思いました。


(Jae-WeonのSubconscious Labyrinthsの演奏を以下でご覧下さい。YouTubeが自動的に曲の直前に始まります。)


ルビンシュタイン・コンクール(6) セミファイナル通過者の結果発表

今日は第二ラウンドの最終日、16:30からセミファイナル通過者の結果発表がありました。

happyo.jpg

今年からジュニア審査員制度が導入され、まず最初に、17歳から19歳の7人の音楽学校の学生により選ばれた、7人の名前が発表されました。その中には、 FAZIOLIで素晴らしいダイナミックな独自の音楽で聴衆を湧かせたJi-Yong Kim と、美しい音色を奏で、皆をうっとりさせた工藤奈帆美さんの名前もありました。日本人の中では尾崎美空さんも入っていました。

でも、当確のはずのMaria Mazo の名前がなく、何かおかしいなと思っていると、続いて、審査員の結果発表が通過しなかった人から順番にありました。ルールではジュニア審査員と本審査員の 意見が食い違った時は、本審査員の意見が採用されます。(当然でしょう)。結果は6人中3人のみ一致。その三人とはBaryshevskyi Antonii, Colafelice Leonardo, Cho Seong-Jin でした。残りの三人はLin Steven,
Osokins Andrejs, Mazo Maria.

複雑過ぎて、何が起きているか良く分からない人も。皆の感想は、このプロセスにどういう意味が有るの?!
これで、Fazioliを選んだ人の中では、Maria Mazoさんのみがファイナルに進出することになりましたが、Ji -Yongと奈帆美さんという素晴らしいピアニスト達と過ごした一週間、本当にピアノメーカー冥利につきました。有難う。今後のご活躍をお祈りしておりま す。


ルビンシュタイン・コンクール(5) ステージマネージャ Ilanさん

Ilan.jpgIlanはこのコンクールのステージマネージャーです。ピアノの選定の立会いから始まり、舞台の全ての重要な進行役をコンクール期間中一人で務める、とてもタフな役割です。20数年イスラエルシンフォニーのステージマネジメントを務めたあと、今は引退し、三年に一度のこのコンクールの仕事のみをしているとか。経験豊富なのでとても助かります。

Fazioli を選んだ人は何故か全員最終の二日に集中し、SFFS のようなピアノの入れ替えを休憩時間なしに、素早くやり遂げなければなりません。

この写真はそのリハーサルをしているところです。

カテゴリ

PAGETOP